要介護になったからって別 人になるわけじゃねえ。勝手 に”何もできない人”って 決めつけん じゃねー!!
要介護になったからって別人になるわけじゃねえ。勝手
に”何もできない人”って決めつけんじゃねー!!
★ヘルプマン!!
【著者】くさか里樹
イヤーなんて気持ちがいいタイトル!!くさかさん頑張れ~。
担当者会議に行っても、家人面談をしても、みんな一様に「何もできない人」「できなくなった人」という観点で話が進んでいく。
理学療法治療を受けて、こんなこともできるようになりました、あんなこともできるんです。寝たきりだったのがほら、一人でトイレに行けるように!!畑仕事だってほらこのとおり!!と力いっぱいプレゼンしても
「家から出てもらっては困る」
「ベッドから立たないでほしい」
「家事なんてさせられない」
「車いすのままで歩かせないでください」
とまぁ、「できない人」のレッテルがべったりと張り付けられていて、何もさせてもらえない。
「仕事がしたい」
と医療保険下で言えば、皆が
「頑張りましょう」
とエールを送ってくれるが、
介護保険下で同じことを言えば、皆が「何言ってるんですかできるわけないじゃないですか!!」
と止められてしまう。
今の介護保険の在り方は新たな差別を作ったとしか思えない。便利な保険だが、失うものも大きい。