GOMAXのブログ

楽しいお話を書いていきたいと思っています。よろしくお願いします。

小説を書き終えて。あとがき


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いやー。最後まで読んでくれていた方々、本当にありがとうございました。

 

つたない文章で読みづらい所も多くあったと思いますが、皆様のおかげで何とか書き上げることができました。

 

この題材を選んだのも私が、介護保険が開始した当初から介護保険に関わってお仕事をさせていただいておりました経緯からです。

 

医療保険介護保険、または、地域支援事業、一般高齢者事業等々を通じて、私自身、理学療法士・介護支援専門員・社会福祉士主事として仕事をさせていただき、長年様々な方々と関わらせていただいてきた中で本当に地域医療・福祉に尽力しておられる方々をモチーフに小説を書かせていただきました。

 

病院内での少しグロテスクな表現があったと思いますが、全て事実です。できるだけリアルに表現させていただきました。登場人物や物語的な部分は勿論フィクションですが、ツタの枝のように曲がりくねっていく腕や足や喉が切れ血を吐くほどの狂気の叫び声等々の症状や病態表現は全てノンフィクションです。どうしてそうなってしまうのかの問題定義もすべて事実に基づくものです。(病院や施設ってところは本当にオカルト。一般病棟の方々は絶対見ることができない。二重扉三重扉の向こうに世界が広がっていますから。あなたの知らない世界そのものです。)

 

地域医療・介護においては、各専門職の正義の方向性がバラバラであることと、国が投げっぱにした介護保険の「民間に開かれた介護」のおかげで、問題続出。

 

民間は利益を上げるのが最も最重要課題。つまり、利用者は患者ではなく客なのである。という事は、介護保険利用者なんてどうせ何も知らないのだから、売りつけられるものはすべて売りつけてしまえ~ってことになる。民間業者からすれば、別に利用者が寝たきりになろうが、認知症になろうが知ったこっちゃないわけである。持ち分(介護保険利用限度額)すべてよこしやがれ~。ってなもんである。正に営利企業としてはすこぶる正しい!!しかし、「民間に開かれた介護」「選択できる介護」のおかげで、寝たきりへの片道切符が国民には切られることになったのである。

 

上記のような介護保険の法制度そのものの不合理や問題点を織り交ぜ、また、介護のポイントや最新の認知症リハビリテーション・生活期リハビリテーション等を盛り込み、風変わりなおもしろ介護指南書的に書かせていただいた所存です。

 

楽しんで読んでいただけたのなら幸いです。また、機会がございましたら、書きたいと思います。小説は恥ずかしいので、書き上げたので、ブログからは消去したいと思います。

 

本当に半年近くもの間、ご愛読いただいた方々には心より感謝いたします。