GOMAXのブログ

楽しいお話を書いていきたいと思っています。よろしくお願いします。

理学療法士をやめたら何をして飯を食っていこうか?

 

20代から理学療法士の世界に足を突っ込んで20年余り、リハビリテーション一筋で生きてきた。
 
障害とはなんぞや障害を障害でなくする方法とは?
 
日々悩み、患者のために何ができるのか?理学療法とは?リハビリテーションとは?
 
を考え抜いてきた日々だったように思う。
 
病院の中に鍼灸師さんや柔整師さんがたくさんリハビリテーション部におられた時代からすると、本当に医療(リハビリテーション)の世界は目まぐるしく変化した。介護保険制度発足時は、ケアマネってなんだ?から始まり、疾患別リハビリテーションの発足。本当に制度が変わるごとに、患者さんのニーズからどんどん医学的リハビリテーションは離れていったような気がする。
 
疾患別リハが発足する前は、急性期から慢性期、維持管理全ての期のリハビリテーションを病院で行うことができた。
 
「在宅」というキーワードが入り込んできたときも訪問リハで自由に人里離れた一軒家にでも行くことができた。
 
十分な単価が降りていたという事ですね。
 
リハビリ難民という言葉ができたとき、国はリハビリは介護保険で補填するから大丈夫。と言っていたが、その実は、リハ職でなくても、按摩師でも看護師でも誰でもできるリハビリテーションリハビリテーションの形を変えて、安価にした。
 
障害を取るプロはこの国にはいらないと突き付けられた。
 
寝たきりを大量生産して、長生きさせる。とにかくそういう国づくりをしてしまった。
 
「命にかかわらない所は単価を下げやすい」
 
これが厚労省の考えだ。
 
つまり、命に係わる医師や看護師は政治力も強く圧力団体としてうるさい。また、国民も命の部分には敏感である。
 
しかし、障害に対して、国民は意識が低い。低いどころか全く知らない。
 
命が助かれば、元の生活に戻れると思い込んでいる。なので、選挙でも元気いっぱいの有権者はリハビリに興味がない。
 
また、十分なリハビリテーションを受けられなくて、認知症や寝たきりになられた高齢者は選挙に行けないと来ている。これでは、誰も助からない。
 
悲喜こもごもの思いがあって、理学療法士なんて辞めちゃおうかな~。と思ってる。
 
しかし、辞めて何して食っていくのか?
 
自慢じゃないが、患者を治すことに情熱を燃やしてきた20年だから、他のことは全くできない。いや、知らない。
 
何から手を付けていいものやら。
 
思案。思案。
 
たこ焼き屋あたりが妥当なラインか。(笑)
 
(ちなみに昔、母がたこ焼き屋さんだったからですよ。決してたこ焼き屋さんを舐めて言っているわけではありませんので。はい。そうなんです。理学療法士辞めて、たこ焼き屋するなんて言うたら、オカンに怒られそうやな~。)