GOMAXのブログ

楽しいお話を書いていきたいと思っています。よろしくお願いします。

本人参加の戦い

今日も今日とてQ&Aのお時間です。

 

ご質問

メガネ屋さんに聞いた話で、補聴器ってお客さんがいかに積極的に「聞こえたい!」と思ってるかで調整の仕方や商品の進め方が違うって。家族から半ば無理やり「耳遠いから」と連れて来られた人はあかんそうです。


リハビリテーションも、本人の前向きな気持ちあるかないかでも効果違うんでしょうね
本人参加の戦いってことなんやろか。

 

お答えしましょう。

治療には投薬治療や手術等の治療法がありますが、これらは、受動的に「してもらう」治療法ですね。

薬は飲むだけ。手術は寝てるだけ。ほとんど努力はいりません。

 

しかし、リハビリテーション治療だけは、患者さんの「元の生活に近づきたい」という強い思いがなければ成立しない治療法なのです。

 

リハビリテーション治療は、「痛い」「しんどい」「こわい」「めんどくさい」の嫌なこと四天王から成り立っています。

 

つまり、嫌で嫌で仕方のない事ばかりさせられる治療法と言ってもいいでしょう。

 

特に高齢者は「やってもらう」ことが大好きです。受動的治療に慣れきっているので、能動的治療には積極的になれない。

 

リハビリ=マッサージ と言う思い込みが世間に横行しているのも、この受動的治療法が大好きな高齢者に迎合する人たちがお金儲けのためにやっているだけなんですね。つまり、日常生活動作や日常生活平行動作は増えない。

 

それでも、「やってもらう」ことにこの上ない喜びを感じている高齢者は、自分でできるようになる(治る)治療法よりも、自分では何もできない(治らない)リラクゼーションを選択するんですね~。なぜなら、楽だから。楽して、楽して寝たきりになる。なので、世界一の寝たきり大国なんですね~。日本は。

 

本人にやる気があれば、もうすでにリハビリテーション治療は8割がた終わっているといってもいいでしょう。

 

特に高齢者の場合は、とにかく本人にやる気がないところから、治療が出発します。

 

やる気を出してもらうためのアプローチから入らないと、理学療法をやらせてもらえません。

 

本人は基本的に「楽したい」という生物が持つ本能に忠実に生活を構築しておられます。しかし、人の生活は社会性から成り立っているので、適合しなくなってしまうのです。

 

「楽したい」から、「社会に戻りたい」にまず持ってくる必要があるのです。

 

(ここでいう社会性とは、排泄をトイレでできるとか、お風呂に入るとか人間の生活をつかさどっている活動のことも含まれているんですね~。)

 

なので、本人は家族に言われて無理やり連れてこられた状態がほとんどですね(笑)

 

本人と家族に前向きな気持ちがあれば、あっという間に障害は克服できるんですけどね~。家族も本人もあきらめている状態から始まりますからね~高齢者医療は(笑)

 

長い闘病生活が続くと、若い人でも社会に戻るのが怖くなってしまい。病気に固執してしまう例が多いですね。どうしても、社会に戻らなければならない理由がある人はちゃっちゃと治っちゃいますが、生活保護ももらって、もうこのままで、結構いいやって思っちゃった人は、もう治りませんね。

 

結論:リハビリテーション治療は本人参加型でないと成り立たない治療法なんですね~。本人が参加しない受動的治療ではもうどうにもならないところから、リハビリテーション治療は始まりますので。寝たきり状態だったとしても、「もう一度日本アルプスに昇りたい!!」ぐらいのものを持っていないと、障害は克服できないということですね。後、応援団も多い方がいい。家族や親せき、友達、恋人等々大事にしましょうね~。

 

 

薬食同源

 

今日スパにきていたら、交流磁気療法というのの体験会をやっていて、試してみました。自然治癒力を高め、脳梗塞の後遺症も治るとか、どうなんでしょう?
 
とご質問をいただいたので、今日はQ&A的にやってみよう。
 
あの手の電気治療器の宣伝文句というのは、薄い関係性を拡大して宣伝するもんなんです。例として認知症で説明してみましょう。

青魚に含まれる、DHAEPA認知症予防に役立つ!!なので、DHAEPAサプリメントを買うのだ~。と宣伝文句をつけます。あたかも、DHAEPAを摂取すれば、認知症にならないように聞こえますよね。そこが、宣伝文句を作る人の上手い所です。しかし、実際は、日本人は海に囲まれた国で近海に住んでいる青魚は古来より日本人は摂取している。なのに、なぜ、認知症患者世界一の称号を日本が持っているのか?

 

関係ないことはないが、DHAEPA認知症につながるまでのプロセスをお話ししましょう。DHAEPAは、血中の中性脂肪濃度や悪玉コレステロール濃度が高くなったり、血糖値が上昇すると、血液は粘性を増してドロドロの状態になります。これを改善し、動脈硬化や高血圧症などの症状を予防するのに、EPADHAはどちらも有効に働きます。


つまり、高血圧や動脈硬化が原因で、脳梗塞を引き起こす。脳梗塞を起こせば、脳の活動量が減少し、寝たきりに近づく、すると、認知症になる。なので、そうならないためには、脳梗塞脳出血リスクを下げることが必要となる。運動とか、塩分制限、肥満にならない等々あって、その中の一つとして、EPADHAも栄養面から考えたら、ちょっとは関係している。

 

この数多のリスク因子の小さなところを拡大して、コピーライターさんたちは、「だから!認知症にはEPADHAなのだ!!!」と声高に叫ぶ。


 
また、消費者も普段は東洋医学なんてと否定的で、「お医者さーん。お薬ちょうだい」と宗教的にお薬信仰しているのに、なぜか医食同源的なやつは好きなんですよね~。不思議。
 

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電気治療器も同じってことですね。コピーライターさんたちは、煽りが商売ですから。上手いですよね~。

ライターさん的には、ホメオスタシスとか言っときゃ、いいんでしょ的なところでしょうかね。
 
「後遺症が治る」に関しては、よーく、文章を読んだ方がいいですね。「後遺症が治った人がいる」もしくは「後遺症が軽減した例がある」等の文面になっているはずです。患者さんが様々な医療的治療を行っていることは省いて、こんな例がありました。的に宣伝を考える。脳梗塞脳出血の修復過程を知っていれば、ただ単に修復過程期の患者さんだった例でも、治療器具で治ったとデーターを上げることができますからね(笑)

 

残念ながら、現在は、電気療法で脳梗塞後遺症の治療(麻痺が治る的なやつ)ができるというエビデンス(医学的根拠)がないのです。なんだか、良さそうだってんで、今必死にエビデンスを出そうとお医者さんや理学療法士が頑張っているんですけどね~。今いっちょなんですよね~。(笑)

殺人車両

耳が聞こえにくくなってきておられる、患者さんに。
 
耳が聞こえにくくなってきているんじゃないですか?
 
と聞き、テストをするとやっぱり聞こえ辛そうだった。
 
私:耳鼻咽喉科行って補聴器考えてみたら?
 
患者さん:補聴器は持っているが聞こえ辛いんだ。壊れてんだよ。
 
私:修理したら?
 
患者さん:嫌だ
 
私:どうして?
 
患者さん:金がかかる。
 
何故か補聴器の調整を嫌がる人が多い。歯もそうだが、高齢者は、目、耳と歯にお金をかけたがらない。
 
車に関しては、固執度が高く、車、車と大騒ぎするが、目、歯、耳に関しては、極端に嫌がる。
 
私:車をやめたら、お金が浮くんじゃないですか?
 
患者さん:車はいるんだよ!!
 
と、ご立腹のご様子。
 
認知症予防で計算や字を書くのも大事だが、目、耳、歯の調整はもっと、もっと重要な認知症予防ファクターなのに、嫌がる。
 
認知症の診断が下りていても、運転に固執して免許の返還も嫌がる。その上、車の運転をするのに、耳も聞こえづらく、目も見えにくく、全身の踏ん張りを利かす歯も入れない。それでも、運転はすると言ってきかない。
 
いくら説明しても、怒るばっかりで嫌だと言い張る。
 
高齢者がいったん嫌だと言い出したら、もうテコでも動かない。認知症街道まっしぐら。殺人車両がまた増える。
 

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さーどうしたものか・・・・

女性と話すときは慎重に!

みんなで、飲みに行ったとき、知人の40代女性が、

 

「最近、耳が聞こえにくいんだぁ。病気かな?」

 

と私に聞いてきたので、

 

「若いのに聴神経衰えちゃってんだね。加齢決定!」

 

と、お茶目に答えると。

 

びーーっくりするぐらい怒られた。

 

どうどう、と何とかなだめて、

 

「ほ、ほら!宇治抹茶ソフトだってよ。竹村かな?上林かもよ。とにかく。すげー。すげー。食べる?」

 

と話をはぐらかすと、ソフトクリームを食べて機嫌がすっかり御治りあそばしたので一件落着。

 

いやー。女性と話すときは慎重に!

 

 

こういうところが、私が女性にモテない理由なんだろうな。反省(笑)

 

 

 

 

 

 

趣味で痛みを飼っている人々。

肩が痛い。足が痛い。腰が痛い。歩きにくい。起きるときにふらつく。等々。

 

アラフォー世代になると、周りの人たちも同じように年を取り、体の不調を訴えるようになる。

 

私が、理学療法士をやっているのを知ってか、知らずか、飲みに行っても同じような体の不調を聞くことが多い。

 

こんなところで、愚痴ってないで、治せばいいのに。

 

といつも思う。なぜ人は、不具合を人に言うだけ言って、治そうとしないのか?

 

いつも不思議に思っている。

 

足が痛い。痛い。と訴えて、何もしない人は、なぜだろう?

 

痛いのが趣味なのだろうか?

 

つい先日も、知人が足の小指が痛い。とあまりにもしつこく言うので、

 

「趣味で痛みを飼っているんじゃなかったら治してやろうか?」

 

と私が言うと「お願いします」って運びになり、ちょっと30秒ほど治療をして、痛みを取ると。

 

「痛みは無くなったけど、どうせ、すぐ元に戻るんでしょ?」

 

と言いながら、さっきまで、痛みで触れることもできなかった小指をつまみ上げ、ぐりぐり回している。

 

この行動は患者さんに多く見られる行動パターンである。痛みが取れたり、痺れを取ると、いつもはしないような動きをして痛みを探し始める。

 

そして、「奥の方にちょっと残ってる」だとか、「痛みが取れた気がする」とか即座に判断したがる。

 

あのね~。痛みが何日も続いていたのだから、痛みの原因を取っても、若干は脳に痛みの記憶が残存しているのだよ。

 

じっとしとけ!じっと!治療の後は安静でしょうが、ぐりぐりするな!そのうちちょっと残っている痛みもとれるから!

 

というのだが、患者さんはグリグリしたくてたまらない。なんなんだろうね~。あのグリグリ痛かったところを動かす行為は。

 

薬物療法をやっていると、この人たちは本当は痛いのを取ってもらいたくないんじゃないだろうか?

 

と思ってしまうような言動や行動が多く見られる。

 

数日後。足の小指を痛がっていた知人に

 

「足の痛みどうだった?」

 

と聞くと。

 

「いや~。あれから痛くないんですよ。不思議なことに」

 

と何故か不服そうに答えた。そして、顔を一変させて

 

「あっ!でも、足は痛くなくなったけど、今度は肩が痛い」

 

と嬉々として言葉をつづけ、自慢げに肩に貼ったシップを私に見せた。

 

どういうことだ?

 

やっぱり、痛みの訴えをする人は趣味なんだな。趣味で痛がっているから、取られると困るんだな。としか思えない。

 

もしくは、理学療法のことを完全に舐めてやがる ブチッ(# ゚Д゚)ブチッ

 

薬で治したいなら、飲めばいいのに。治し方はいろいろある。好きなのを選べばいい。

 

もう治しちゃらん。プンプン。シップ=御札 が好きなら、初めから、御札に頼んでおきなさい!!

 

親切心で治して、なんだか、損した気分の今日この頃でした(笑)

 

後、これを読んでくれた療法士諸君たちよ。患者さんの除痛治療の際の評価は、VASじゃなくて、可視化できる数値的フィードバック可能な評価法を用いましょうね~。せっかく治療しても損した気分になるから。(大笑) 

 

障害VS療法士

私が、「あの患者さんの障害は強いね。勝てるかな~?」と漏らしていると、

 

それを聞いていた、新しく入ってこられた介護福祉士さんに「勝負なんですか?」と不思議そうに聞かれた。

 

「勝負です。患者さんの抱えている障害を取り除くことができるかできないかは、療法士と障害の戦いなのです。」

 

と答えると。介護士さんは驚いた表情を見せていた。

 

なるほど、介護士さんたちは障害と戦うという意識が無いんだな。と改めて納得した。

 

療法士たちは医療職であるがゆえに障害を取り除くために日々戦いを挑んでいる。

 

障害は本当に手ごわい。痛み、痺れ、麻痺、疲労、拘縮、骨変形、胸脇苦満、意欲低下、自殺願望、認知機能低下、嚥下機能低下等々様々な原因で、日常生活を阻害している。

 

患者さんの日常生活を取り戻すためには、これらの症状を抑え込んでいかなければならない。しかも、「人間」の障害である。人以外の動物とは違うのである。人は器質的変化を取り除いたらできるようになるという生き物ではない。

 

どこも、器質的変化がない状態でも、寝たきりになり、日常生活を送れなくなる。自然界においてとても稀有な動物である。

 

人の医療は、患者さん一人一人の個別性から治療方法が引き出されるのである。特に非薬物療法の場合は、患者さんのその日のコンディションで治療プログラムが変更されていく。患者さんが治療室に入ってきた瞬間から、療法士と障害の勝負は始まっているのである。

 

戦う姿勢がなければ、障害は絶対に取り去ることができない。

 

私のリハビリテーション治療において、リハビリテーションチームによる、チームアプローチは不可欠である。

 

チームの強化こそが、障害という強大な敵と戦うことができる唯一の方法だ。

 

理学療法は療法士一人でするものではない。療法士はその日その日の患者さんの状態を的確に判断し、治療プログラムを変更させていくプランナーなのである。

 

介護士さんたちはいわばリハビリテーション治療の最前線で戦う戦士たちである。

 

「戦いです。毎日が大戦(おおいくさ)ですよ。一緒に頑張りましょう!!」

 

と、私に質問してくれた介護福祉士さんの肩をポンと叩くのだった。

 

 

理学療法士や作業療法士は「先生」or「さん」???

とあるブログで、理学療法士作業療法士の敬称は「先生」か「さん」かで、アンケートがとられていた。

 

先生か先生でないかの議論が近年多く聞かれるようになってきているが、私の持論では、やっぱり「先生」である。

 

何故か?

 

知らないことを教えてくれる人が先生でしょ?

 

お花の先生も、お茶の先生も習い事に行けば、お料理教室だって先生ですよね。

 

その理屈でいけば、障害を負ってできなくなったことを、「できる」ように教えてくれるのが療法士なのだから、やっぱり、患者さんからしたら、「知らないことを教えてくれる先生」と言うことになる。

 

理学療法士のことを「運動屋」・「体操のお兄さん」と定義すれば、「さん」になるのかもしれない。

 

そして「先生」談義の重要なポイントは、責任を持つか持たないかである。

 

責任を持たない理学療法士作業療法士はもちろん、作業員であるがゆえに「さん」である。

 

一方、自分の決定に責任を持つのが「先生」である。

 

分かりづらいので、説明を加えよう。

 

医師は、荷重の%や禁忌は言うがそれ以外の判断はしない。

 

つまり、ADL動作の可不可は療法士が責任をもって決定していく。

 

独歩歩行自立の決定をしたのであれば、その患者が転倒骨折した際、一切の責任を負うのが療法士である。また、責任を負わない人間の言うことなんて誰も聞いてはくれない。

 

協業、協働と耳にタコができるぐらい騒がれている昨今。

 

責任を負わないような療法士の意見なんて誰も聞き入れてはくれない。

 

「一切の責任は私が受け持ちます、なので、住宅改修してください!」

 

と言えなければならない。

 

覚悟と責任があって、初めて協業になるのである。

 

敬称を「さん」にしているところは、この責任を逃げているように私には見える。

 

すべての責任を医師に押し付けるのであれば「さん」責任の全てをケアプランのせいにするのであれば「さん」転倒、転落を本人や家族、介護士のせいにするのであれば「さん」である。

 

私は、「先生」と呼ばれている。何故なら、私が指示したADL動作、日常生活平行動作時に起きた事故やケガの一切は私の責任である。責任を負うから「先生」なのである。

責任は療法士がすべて負う。なので、看護師、介護士の皆さん安心して、歩行を行ってください。お風呂に自立で入ってもらってください。買い物に行ってもらってください。と言える。

 

療法士が責任を持つことで、患者さんも看護師や介護士または家族からのスピーチロック(「するな」「勝手に動くな」「立つな」と患者さんの行動を言葉で抑制すること)から解放され、自尊心を回復させ、動く自由を手に入れることができるのである。

 

若い療法士に声を上げて言いたい是非、「さん」ではなく、「先生」になってください。責任から逃げていては、療法士の未来はありません。

 

私的な、「先生」の概念的なお話なので、語源等のお話ではありませんので、よろしくお願いします。語源とかすぐに言う人多いので、療法士は(笑)

 

 

認知症と診断されて途方に暮れている方々へ朗報です。

認知症リハについて書いてみよう。

 

病院や家等で脳みそをついばまれ、不幸にも認知症になった人たちとその家族たちに、ちょっと、夢と希望を。

 

認知症アルツハイマータイプ認知症

 

でないことはご存じだろうか?

 

アルツハイマーは数多くある認知症という大きな症候群の中の原因疾患の一つの病名を指す単語である。

 

確かにアルツハイマーは死の病である。6年程度で死んでしまう。

 

しかし、そんなの認知症全体から見たら、ほんのわずかである。

 

そして、アルツハイマーやピック、前頭側頭型認知症等々のラスボス並みに手ごわい輩は、全体の半分もない。つまり、認知症と診断が下りても、早期であれば、助かる認知症も多くあるということです。

 

そんなことはないぞ、どのデーターを見てもアルツハイマー型が一番多いじゃないか。と言う声が聞こえてきそうですね。

 

それはね。医療保険介護保険の保険の絡みからそうなっているのです。アルツハイマーと病名を出さないと、薬が出せない。介護保険適応になりにくい。等々の絡みがあって、アルツハイマーが日本では、ここ重要です。に・ほ・んでは多いのです。

 

アルツハイマーや前頭側頭型認知症等のラオウ並みのやからは、抜きにして、はーと様的な小物はなんとか、アタッ!とやっつけることができる。

 

しかし、これもお薬だけではダメなんですね~。お薬はあくまでも進行を止める役割しかない。では、認知機能を向上させる方法は?といわれると、お薬と認知症リハの併用でしか、ありえない。

 

お医者さんでお薬を処方してもらったら、認知症リハをやってくれるところを探しましょう。誰も教えてくれないので、自分で探すしかありません。むろん、お医者さんも教えてはくれない。ケアマネも教えてくれない。市役所だって教えてくれない。

 

もし、認知症、軽度認知症と病名を運よくつけてもらったら、すぐに認知症リハをやってくれるところを探しましょう。

 

諦めるのは、やることをすべてやってからにしましょう。

 

 

俺様理学療法士

人気ブログランキング理学療法のバーナーでも貼ってみたら?

 

と知人に助言をいただいた。

 

むむむ。である。

 

理学療法士のバーナーを貼っつけても、誰も見に来ないし。よしんばランキングが上がっても、ブログをやっている療法士が他人のブログに入ってこないだろう。

 

それは、なぜかというと・・・。

 

ブログで、何やら、解剖学やテクニック的なことを言いたがる理学療法士は基本的に「俺様志向」の人が多い。つまり、「自分大好き」過ぎて、他人に興味がない。ゆえに、他の理学療法士のブログなんぞに興味を持たないのだ。

 

はたまた、最近多いのが、小遣い稼ぎのためのツールとしてブログをやっている療法士も増えてきている。金儲けでやっているので、これもまた、他人のブログには興味を持たない。己のアクセス数のみが興味の対象なのだ。

 

まぁ、昔からそうなんだけど、療法士の中でも、特に理学療法士は「俺様」が多い業界。俺スゲー。俺最高!俺様以外は何もできやしねー愚民どもだ!的な人が多いんだよね~。なぜかそうなの。

 

もっと、「俺たちすげー。」に代わっていけば、療法士のステータスも上がるのにね~。と思う今日この頃。

 

結論。療法士相手にしても、アクセス数は伸びないと思うんだけどなぁ。

 

と、思いつつ、私は元来人の意見に素直なたちなので、やってみようかなと思案中。

 

(*- -)(*_ _)ペコリ

 

 

AIに仕事を奪われる?

「AIにとってかわられる仕事。」ってのが世間では興味の対象になっているようで、我々理学療法士業界にもそんな話がちょこちょこみられるようになってきた。

 

理学療法はAIに仕事を奪われる?

 

私個人としては、答えは否である。

 

理学療法を運動と物療と言うものに限局し、クリティカルパスに従って治療するだけであれば、理学療法士はその仕事のほとんどをAIにとってかわられるだろう。

 

しかし、われわれ理学療法士が扱っているのは、筋肉や骨、神経といった「もの」を扱っているのではない。「ひと」を扱う仕事である。

 

「ひと」であるがために、そこには感情が働く。高齢者医療で言うならば、体が動かない人の多くは、「こころ」が動いていない場合がほとんどである。

 

この「こころ」を動かさなければ、理学療法にならない。理学療法士が、運動をさせるだけの体操のお兄さんであれば、体育大学の屈強な青年にやってもらえばいいのである。

 

障害は、一つの原因で成り立っているものは少ない。骨折が認知症の原因の3位に君臨している理由を考えてみてください。

 

「骨が折れる」という物質的な変化と脳の萎縮に関連性はない。しかし、認知症になるのである。なぜか。それは、不動、無動、廃用により脳の機能が低下するからである。ひとは、「やることがなくなる」という生活的な変化に伴って体や脳を変化させるのである。

 

脳が動かなければ体は動かない。

 

廃用は一つの例だが、障害を構成している要因は骨や筋肉だけではないのだ。なので、我々理学療法士は、障害を構成している要因の一つ一つを埋めていき、障害を取り払うお仕事をしている。

 

「嫌だ」「できひん」「わからへん」「やりたくない」等々の人の感情に対して、AIは絶対に対応できない。

 

「できひん」等のネガティブアピールをそのまま「そうですか」と言って、訓練を中断してしまっては、治療にならない。

 

結果(障害を取る)ためには、この手のネガティブアピールをポジティブに変換させる技術が必要となる。AIにできますか?できないですよね~。

 

療法士以外の人々は、内的能力がいくらあっても、その能力の発揮の仕方が分からない。つまり、障害を負った体の使い方がわからないのですね。なので、精神面を動かしながら、体を動かすお仕事の人(療法士)が必要になる。

 

AIに人の心は動かせない。

 

ゆえに、理学療法士はなくならないという結論です。

 

 

40代ってやつは~。

ゆえあって、同窓会的なものに出席してきた。

 

みんな私と同じアラフォーである。なぜなら、みんな高校の同級生だったからだ。同じクラスってやつね。

 

私が理学療法士だと聞くや否や、いや~。出るわ。出るわ。

 

体の不具合。

 

足が痛いだの肩が痛いだの。医者に行っても「治りません」って言われた人たちで溢れかえっていた。

 

医者がもう無理でーす。

 

って言った瞬間。

 

「痛いから〇〇ができない」「痺れるから〇〇ができない」

 

となれば、その疾病は障害に格上げになる。

 

障害になれば、療法士の出番である。だって、障害を取るのが理学療法士のお仕事なのだから。

 

40代で酒飲みに来ている連中の障害なんて、ほん・・・・・・とにイジー。

 

そんなのちょちょいのちょいである。

 

こちとら、前頭側頭型やピック、ALS、ギランバレー等々の難病相手に毎日奮闘しているのだ。寝たきりでオムツはめている患者を畑仕事ができるようにするためには、どれほどの知識と技術が必要だと思ってか。

 

それに比べて、酒場に来て赤ら顔している40代のおっさん連中の体の悩みなんて微々たるものである。

 

しかし、この手の不具合は、ちょこっとやると、すぐに効果が出るので、クライエントの感動もライブで感じられて面白い。

 

いいなぁ。こんなんで、飯食えたら楽しいだろうなぁ。と思う今日この頃です。

 

飲み会では「マジシャン」の異名をいただきました。チャンチャン。(笑)

 

 

 

 

 

 

 

 

「フレイル」と「サルコペニア」

最近フレイルとサルコペニアをよく耳にするようになってきた。

 

サルコペニアで世間が騒ぐのは、ちょっと嫌だな~。と思っていたが、フレイルは世間様に広めた方が良いと思い、新聞記事をちょっと紹介。

 

高齢で活力衰える「フレイル」、国内250万人が該当か


09.18 15:23朝日新聞デジタル


高齢になって心身の活力が落ちた「フレイル」と呼ばれる状態の人が、国内に少なくとも250万人はいるとみられることが、日英の研究チームの解析でわかりました。フレイルの人は介護を必要とする状態に近いですが、栄養や運動の改善などに早めに取り組めば元気を取り戻しやすいといわれます。研究チームは対策につなげて欲しいとしています。

 

フレイルは「虚弱」を意味する英語「frailty(フレイルティー)」からきています。健康と要介護状態の中間的な位置づけで、主に体重の減少や握力の低下といった項目がある米国の基準で判定されてきましたが、日本人の実態はよくわかっていませんでした。

 

児島剛太郎・ロンドン大客員研究員(老年病学)らが、これまでに発表されたフレイルに関連する約1500本の論文のうち、65歳以上の日本人の割合について述べた5本を解析したところ、入院せずに地域で暮らす人の7.4%がフレイルという結果でした。

 

児島さんは「分析した集団は比較的健康な人が多いと推定された。実際には、フレイルの人はもっと多いはず」としています。総務省の人口推計(今年7月)で65歳以上の人口は3477万8千人おり、その中の少なくとも250万人が該当するとみられます。

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フレイルは分かったけど、サルコペニアは?という人のために、補足。

 

サルコペニアとは、ギリシャ語のsarx(筋肉)とpenia(減少、消失)を合わせた言葉で、筋肉減少症(もしくは筋肉減弱症)のことを言います。
一般的には、加齢によって生じる筋肉量や筋力の減少による身体機能の低下、老年性症候群の一つとして捉えられていますが、広い意味では年齢に関係なく起こる筋肉量や筋力の低下を指しています。

 

つまり、どちらも加齢に伴う機能低下が現れるものですが、サルコペニアが筋肉量や筋力の低下による身体機能の低下であるのに対し、フレイルは身体的だけではなく精神・心理的、社会的な衰弱や虚弱が含まれます。具体的には、筋力の衰えによる転倒が起こりやすくなるだけではなく、認知機能障害や鬱病などの発症、独居による孤独や経済的困窮などの問題を含む概念を指します。このようなことから、サルコペニアはフレイルの身体的な要因の一つということになります。

分かっていただけただろうか?

 

サルコペニアは筋力のお話だけなのである。

 

医者も含めて介護支援専門員もそうだが、どうも、この「筋力低下」が大好きである。

 

指示箋や情報提供書、ケアプラン等々で患者または、利用者が歩けないもしくは、歩行が不安定な原因が全て「筋力低下」によるものだと思い込んでいる。

 

あのね~。人間ってのは、筋肉だけで歩いたり、走ったりしているわけじゃないんだよ~。っていくら口酸っぱく言っても、この「筋力低下」の呪縛から誰も逃れられないでいる。

 

「あんたの脳みそは全部筋肉なのですか!!」

 

脳死って聞いたことないですか!」

 

脳や神経系がやられると人は歩けなくなる。(動物も一緒)

 

筋肉なんてのは車で例えるならタイヤ程度のものだ。確かにタイヤがパンクすれば車は走れなくなる。でも、車が動かない原因がタイヤだけじゃないでしょ。タイヤだけじゃ。

 

昔から足腰が弱くなったってよく言うじゃないですか。あんなの筋肉だけで見たら、40代も60代もたいそう変わらない。それじゃ、どうして疲れやすくなるんだよ~。ってことになるが、それは、心肺機能の衰えって事になる。つまり、筋肉だけで歩いているわけでも走っているわけでもない。

 

脳神経や脊髄神経系だってある。血管年齢だってある。内臓だってあるでしょみんな。それらがちゃんと機能していて初めて歩行が得られるのですよ。

 

筋肉いーーーぱいあっても、小脳が動かなければ歩けない。

 

筋肉いーーーぱいあっても、関節が骨化していてロックされていれば歩けない。

 

筋肉いーーーぱいあっても、心臓が駆出していなければ、肺に酸素が取り込まれていな ければ、肝臓機能が全く動いていなければ、やっぱり歩けない。

分かっていただけただろうか、私がサルコペニアが嫌いな理由。

 

サルコペニアの単語がもてはやされるという事は、筋肉第一主義の人たちが筋肉筋肉と騒ぐ。歩けない理由が筋肉のみだと思い込む人たちが多くなる。すると、歩けなくなる人が増える。なぜなら、筋肉だけが原因だと世間が思い込むことで、スポーツジムや俺流でリハビリをやり始める。すると、歩けなくなる。そして、認知症になる。だから、嫌。

 

筋肉だけが原因と思い込むことは、物事の単純化を脳がしているに過ぎない。「さんまを食べたら認知症にならない」とか、「シイタケを食べたら癌にならない」的な奴である。サンマ食べて認知症にならないのであれば、どーーーーして日本に860万人もの認知症がいるのか。脳の単純化という機能を利用して、数多の人がモノを売りつけるのである。

 

「楽して〇〇〇」なんてタイトルの本は高齢者は大好物である。

 

話があっちゃこっちゃ行きましたが、つまり、

 

「人間は筋肉だけで歩いているわけではない!!」

 

という事を知っておいてください。(ついでにですが、お医者さんも!!!!)

 

 

 

 

 

理学・作業療法士学生、指導役と相次ぐトラブル 養成課程・実習環境、見直しへ


毎日新聞2017年9月8日 大阪朝刊


 リハビリの専門家として病院や福祉施設などで働く理学療法士作業療法士の国家資格の取得に必要な臨床実習で、実習先の施設に勤務して指導役となる両療法士と学生とのトラブルが相次いでいるとして、元学生や専門家らから改善を求める声が上がっている。理学療法士の養成課程について詳しい専門家による調査では、2009年度から昨年度まで、回答した学生の約6割が臨床実習について「不当な待遇と感じた」と答えた。また、実習先での指導役からのパワハラが原因で自殺したとして、大阪市内の学生の妻が実習を受けた施設の運営法人らに損害賠償を求めて大阪地方裁判所に提訴する事態も。厚生労働省は6月に専門家による検討会を設け、養成施設への外部評価導入など指導体制の見直しに乗り出した。【林由紀子】


 ●「パワハラで自殺」
 「本当にもう無理。情けない自分とこれ以上向き合えません……」。2013年11月、理学療法士を目指して大阪府内の専門学校に通っていた大野輝民(てるひと)さん(当時39歳)が実習先のクリニックを抜け出し、神戸市内の公園で自ら命を絶った。妻の佳奈子さん(44)は翌年、「夫の自殺は実習先で受けたパワハラ的指導が原因」として専門学校とクリニックをそれぞれ運営する医療法人を相手取り、約6000万円の損害賠償を求めて大阪地裁に提訴、現在も係争中だ。


 高校卒業後、非正規の職に就いた輝民さんは生活の安定を考えて36歳で専門学校に入学。国の規定では、理学療法士作業療法士の国家試験受験には、18単位の臨床実習が必要となる。佳奈子さんによると、最終学年での1度目の実習中、大量の課題に対応できず輝民さんが体調を崩し中止。2度目は終えたが1度目の中止により単位が不足し留年、13年に再び実習を受ける中で死を選んだ。実習では指導役の療法士から厳しく叱責され、途中で「帰れ」と言われるなどされた、という。佳奈子さんは裁判についてのホームページを運営。元学生らから指導役の療法士からパワハラを受けた、という情報が寄せられるという。「実習でのパワハラは夫のケースだけではない。国や関係団体は、こうした実態に正面から向き合ってほしい」と訴える。


 ●「相性が単位左右」
 09年度から臨床実習について、学生にアンケート調査をしてきた九州地方の専門学校教員の松崎秀隆・保健医療学博士によると、毎年約6割の学生が臨床実習で「不当な待遇と感じた」と答えるという。具体的な内容としては、指導役の理学療法士から受けた仕打ちとして「無礼、冷淡な態度」「悪い成績をつける、単位をあげない(と言われた)」「忙しいとあまり指導されない」--などが挙がるという。また、厚生労働省が今年1月、全国の両療法士の養成施設を対象に行った調査では、大野さんのように理学療法士を目指して留年した学生のうち20%(作業療法士は25%)で臨床実習が留年の原因とした。また、臨床実習に絡んで学生から受けた相談などの内容を聞くと、約2割が指導役とのトラブルを巡るものだった。


 臨床実習での指導の様子について元学生たちを取材した。大阪府内の理学療法士専門学校で留年が決まった後、退学した府内の男性(25)は岡山や高知の病院や老健施設で実習を受けた。「質問しても(指導者は)きちんと答えてくれず、禅問答のようなやりとりを繰り返した。大量の課題を出されて毎晩、明け方までリポートを書いた。昼間は『おまえは向いてないだろう』と言われ続けた」と語る。九州地方の30代男性は大学卒業後、専門学校2校に計6年通ったが実習に合格できず国家試験を受験できなかったという。「実習先では指導役に暴言を吐かれ、人格攻撃されたうえに不適格とされた。そこから他の就職口を探すのも大変だった。費やした時間とお金を返してほしい」と訴える。


 兵庫県内の病院で理学療法士として働く40代男性は資格取得まで7年かかったといい「学生の実習での様子を評価する客観的基準がなく、指導者との相性が合否を左右すると感じた」と指摘。「指導役になる療法士は仕事に追われ、学生の面倒まで見切れないのが実情。学生がストレスのはけ口としてパワハラを受ける可能性はある」と語る。


 ●学校との連携課題に
 理学療法についての講義を担当している中国地方のある大学教員は問題の背景として、実習内容について指導役の療法士の裁量の範囲が広いことや、職人徒弟制度に似た雰囲気を挙げる。その上で「熱心な指導者ほどパワハラをしやすく、そういう指導を受けた人が指導役になると繰り返す恐れがある」と語る。「教員が実習先へ引率、指導もする看護学生と違い、通っている学校と実習先が切り離されがち。学校は実習先との連携を密にするべきだ」とする。


 松崎博士は「これからの療法士は教育的立場に立つことを前提に指導方法論を学ぶべきだ」と指摘する。輝民さんの義姉、小林由香子さん(45)は「臨床実習に関して学校も実習先も無責任で、学生には相談できる第三者機関もない。資格取得後に臨床実習を受けるなど、改善してほしい」と訴える。


 現場で働く理学、作業両療法士の数はこの15年で約3倍に増えた。両療法士の団体は09年、学生の増加で臨床実習にふさわしい環境整備が十分でないなどとして厚労省に対策を求める要望書を提出。同省はこうした状況を受けて、実態把握のため今秋、学生を対象にした調査を行い、パワハラの体験についても聞く。また検討会で実習のあり方の改善案をまとめ、19年度の学生からの適用を目指す。厚労省医事課は「臨床実習について問題意識は持っている。有識者の意見を聞きながら総合的に検討したい」と話している。
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 ■ことば
理学療法士作業療法士
 いずれも国家資格で、高齢者や障害者、負傷した人などのリハビリを支援する。理学療法士は身体面に特化。起き上がる、立つ、歩くなど日常生活で必要な基本動作の維持や回復を目指す。作業療法士は基本動作の回復後の患者の応用動作(入浴や食事など)や精神面のリハビリを担う。

 

上記は毎日新聞の記事だが、どうも学生目線の意見が目立つ気がする。

 

実習=修行

 

の構図は、決して悪いものではないと個人的には思っている。

 

学校の指導要綱には、「一人で理学療法がおこなえる」「少しの助言で行える」等の学生に対する評価基準が設けられているが、教えるバイザー(学生担当療法士)が勉強できる人であればあるほど、評価は厳しいものとなる。しかも、学生レベルで、バイザーの助言無しで理学療法がおこなえるほど、甘い学問ではない。

 

逆に全く勉強していないバイザーが適当に学生に対してなーなー、お友達感覚で実習を合格させ、何の勉強もしていない学生が次の春から患者を診る事態になるのは、絶対に避けなければならない。

 

実習は厳しいものである。当然である。疾病や障害を熟知して治療にあたらないと障害が取れない。

 

疾病の回復期間がたった6か月しかないのに、その貴重な期間を治りもしない理学療法作業療法を受けて、人生を棒に振ってしまう患者さんたちの気持ちを考えると、いたたまれない。結果を出せなかった療法士たちはどうやって責任を取るのか。

 

自分が障害を負って、治りもしない治療を受けさせられることを想像してみてください。そして、手遅れの時期に入ってから、別のところで見てもらおうにも、もう、期間が終わってますので、医療保険では治療できません。って言われちゃうんですよ。患者は病院選びを絶対に失敗できないんです。いくら医者が高名なところでも、療法士の腕がなければ、寝たきりになってしまう。なので、実習は手を抜くべきではない。

 

数年前から、実習担当療法士の資質(人間性)や教育水準については、問題になってはいた。しかし、看護師や医師の実習でも同じことは言えるだろう。

 

実習において、パワハラモラハラ、セクハラとハラが多くなえれば、多くなるほど、教育は成り立たなくなってくる。学生が楽して実習が終えられ、勉強もしないで国家試験が受かるのであれば、そんな資格ははなからいらない。

 

(実際に私自身としては、セクハラやパワハラと言われたことはないが、学校の実習指導研修でしこたま言われる。セクハラとかうるさいので、女子学生はとったことがないが、最近は男子生徒でもセクハラと騒ぐ輩がいるらしい。恐ろしい。)

 

学生迎合型の指導を学校側から強要されるので、実習生受け入れを随分前に止めた。

 

「遅刻するな」「ちゃんと実習に来い」と学生に流しただけで、パワハラと言われ、移乗動作やテクニカルな指導をする際、理学療法士は必ず患者の体に触れる。学生にやって見せる際、学生に触れただけでセクハラ。「実習に来ないんだったら、学校に連絡するね」と言えば、モラハラと言われてしまう。実習にならない。

 

一度学校に言われたのが、「規定時間外の指導はしないでください」と言われたことがある。

 

つまり、どういうことかと言うと、学生は9時から5時までの間の実習を2か月とかっていう形で来る。

 

9時から5時は仕事の真最中である。指導なんかする時間もなければ、フィードバックする時間もろくにとれない。時間がない中で、助言ぐらいは規定時間内にするが、それでも十分なフィードバックは就業時間内には取れないのである。

 

するとどうなるかと言えば。就業時間の終えた6時から指導時間となる。こちとら、患者を診ながら学生の面倒を見ている立場からすれば、わざわざ残って親身になって指導したら、「フィードバックが長くて帰れないから嫌だ」と学校に学生が言う。すると学校が慌てて、こっちにクレームをつけてくる。また逆に、おざなりなフィードバックで適当にやったらやったで「親身になって見てもらえない」と学生からクレームが入る。すると、学校から連絡が入って「ちゃんとしろ」的なクレームが来る。

 

いっておくが、学生がいくら来ても、こっちはサラリーマンなので一円にもならんのだ。親身になったらなったで、クレーム。適当にやればクレーム。全て学生本位。

 

やってられん。勝手にしろ!!

 

ふざけんな!!!

 

学生本位で実習するなら、実習なんか辞めちまえ!!

 

こちとら、実習要綱を丸暗記するぐらい読み込んで、指導しているんだ。学校側が高いレベルを求めてくるから、自然と厳しくならざるを得ない。もっと緩い感じで要綱を作っておけば、ゆる~い実習ができる。指導要綱が、高いレベルを学生に求めすぎなのだ。

 

そもそも、実習担当療法士に資質がどうのと言って、パワハラ、セクハラ、モラハラと騒いでいるが、学生がどうなのか?という事に新聞記事は振れていなさすぎる。

 

レポートは書いてこない。ことあるごとに実習を休む(実習期間の休める日数ぎりぎりまで、すべての学生が実習を休む)。態度も悪く、実習中にタバコを吸いに行って帰ってこない。それでも、実習を合格させるのか?

 

一定の基準は必要だ。「言われたことができない」(朝ちゃんと来る。とか、レポート提出日までにレポートを提出するとか。休み時間は1時間とか。笑っちゃうようなことができないってことですよ)「患者に対して失礼極まりない態度をとる」(患者の上着を足で跳ねるとか、ため口でしゃべるとか、挨拶もしないでいきなり検査を始めちゃうとか。検査の途中でどっかいっちゃって帰ってこないとか。信じられへんことを学生さんはやってくれるんです。)治療以前の資質に対して、誰がどう指導してきてくれるのか?

 

我々実習指導者は学校の先生でもなければ、親でもない。礼儀作法や決められた時間に実習地に来るといった、社会通念・一般常識すらない学生にどう対応するのか、きっちり整理して頂いたうえで、各学校には学生を実習に出してもらいたい。

 

また、楽したいだけの学生に迎合しなければならないような実習ならする必要もない。教育水準を学生目線に合わせてしまうと、「楽して単位だけくださいよ~」がほぼすべての学生の願いである。そんなところに合わせると、寝たきり患者が増えるばかりか、療法士自体の存在意義がなくなり、消滅する資格となるだろう。

 

通所介護と通所リハ

 

知人からデイのお話を書いてみたらと言われたので。早速書いてみよう。そうしよう。

 正直、デイサービスのタグをつけていますが、私の管轄部署の一つであるのは、通所リハビリテーションになります。タグがないので、ニアピンで、デイサービスのタグをつけているという訳ですね(笑)
 
デイ=日。つまり、介護保険で言うところの「通所系サービス」のカンムリ的な単語ですね。
 
介護保険下の通所系サービスは厳密には4種類である。
①  通所介護:あだ名 デイサービス
②  療養通所介護
③  認知症対応型通所介護
④  通所リハビリテーション:あだ名 デイケア
 
もうややこしいですね。何がどう違うのか、わかんないですよね。そこに来年平成30年度にはまた新たに通所系サービスを作るってんだから、利用者や家族はチンプンカンプンになっちゃう。お国は現在、自立支援法※と介護保険の両方を算定できる新たな通所系サービスを作っちゃう計画なのだ。
自立支援法はまぁ簡単に言うと40歳以上になると介護保険法適応となるが、40歳以下はどうするのってんで、40歳以下で障害のある方々に行うサービス区分を定義した法律があると言う訳です。
 
ではでは、現在ある通所系サービスを一つづつ紹介してみよう。
①  通所介護(デイサービス)
日帰りで施設に通い、食事や入浴など日常生活上の介護や機能訓練等を受けることのできるサービスです。施設で他の利用者と接することで引きこもりや孤立を防ぎ、また介護をする家族にとっても負担を軽減することができます。
通所介護は機能訓練と社会的孤立感の解消と家族の負担軽減というものが大きな役割。
·         被介護者が閉じこもりがちなので、他人とコミュニケーションできる場で介護してほしい
·         仕事や育児、自分の時間を作るために、半日被介護者を預かってもらいたい
·         ひとり暮らしまたは老々介護なので、自宅での入浴が難しい
そんな人向きの施設ですね。
 
②  療養通所介護
2006年の改正で誕生した通所介護の新たなサービスです。
看護師が常時1名付添います。このサービスは、医療機関訪問看護などと連携して、難病や癌末期の方を支援します。
 
③  認知症対応型通所介護
日帰りで施設に通い、他の利用者と共同生活をしながら、認知症に対応した介護や機能訓練をすることのできるサービスです。「認知症対応型デイサービス」、「認知症デイ」とも呼ばれています。
 
④  通所リハビリテーションデイケア
医療的なケアやリハビリテーションが中心となります。また、要介護者の内、医師が認めた人のみが利用できるサービスになります。リハビリテーション治療には、理学療法士作業療法士などの専門スタッフがあたります。この通所リハビリテーションは、医療系介護サービスに属します。デイケアの施設に在籍しているのは、「医師」「看護師」のほか「理学療法士(PT)」「作業療法士(OT)」「言語聴覚士(ST)」などです。リハビリテーションの専門職は、主治医の指示のもとに「理学療法」「作業療法」「言語聴覚療法」を行います。また、「介護職員」が食事・入浴・排せつなど日常生活上のサービスを提供する施設も多くあります。
 
以上が4種類も通所系サービスがある理由と言うことになっている。
 
違い分かりましたか?
 
②の療養介護は医療的な管理を必要とする重度患者。③の認知症デイは、読んで字のごとく、認知症症状の強い利用者用の施設。この2つは何となくわかりやすいですね。そうか~。気管切開や胃婁が開いていて、寝たっきりで、酸素だって一日中何リットルも入れなきゃいけないような人が行くところか~。とか、認知症で一日中奇声を上げていたり、喚いたり、徘徊で大変な人が行くところなんだな~。とか。なんとなく一般の人でもイメージがつきやすい。
 
問題は①と④です。
 
通所介護では、一日高齢者を預かってくれて、お風呂入れてくれて、食事を出してくれて、機能訓練をやってくれるのか~。
 
通所リハビリテーションでは、一日高齢者を預かってくれて、お風呂入れてくれて、食事を出してくれて、リハビリやってくれるのか~。ついでにお医者さんがいるのか~。
 
どうです?違いが判ります?
 
なるほど、通所介護にはお医者さんがいなくて、通所リハビリテーションにはお医者さんがいるのか~。程度の違いしか分からないのではないでしょうか?
 
そもそも、通所介護の「機能訓練」と通所リハビリテーションの「リハビリ」との違いは何でしょうか?
 
答えられる方はとーーーってもお勉強しておられる方々です。
 
違いを説明してみましょう。
①  まず、通所介護の機能訓練は、柔整師、あん摩マッサージ師、看護師が担当します。しかも一人何分と言う縛りがないため、1分でも可能であるということです。つまり、リハ専門職でない場合が多い。
 
厚労省資料
機能訓練指導員の資格等・個別機能訓練加算の届出
通所介護事業所の機能訓練指導員の資格は
「看護職員」が65.6%であった。「理学療法 士」が11.5%、「作業療法士」が6.1%、「柔道整復師」が10.7%であった。 (図表12) ○ 業務形態は、「機能訓練指導員の職務に専従」が34.2%であった。
説明しましょう:つまり、機能訓練の実態は看護師さんが兼務でお風呂入れたり、健康チェックしている合間にちょこっと、運動的なことをしているところがほとんどだという事です。
 
 
一方通所リハビリテーションでは、必ず、理学療法士作業療法士言語聴覚士リハビリテーション治療にあたる。と言うことです。
 
なるほど、通所リハビリテーションでは、理学療法士作業療法士がやってくれるのか~。でも、通所介護の柔整師や按摩師の人たちがやってくれる機能訓練と理学療法士作業療法士がするリハビリって何が違うの?と言う質問が出そうですね。
説明しましょう。
 
通所介護で行われる機能訓練はいわゆる運動が主体なんですね。エアロビクスを取り入れてみたり、最近はヨガ的なのもありますね。トレーニングマシンでえっちら、おっちら、機械に乗ってみたり、おいっちに!と体操をやって体を動かすことがメインと言うことになります。楽しそうです。按摩マッサージさんがいるところなんかは、按摩をしてもらえて、とーーっても気持ちがいい。
 
一方通所リハビリテーションの「リハビリ※」は楽しいとか気持ちがいいといったことは一切ない。何故なら、「治療」だから。投薬治療は毎日毎日お薬を飲まなきゃいけない。つまり、面倒くさいわけです。手術は死の覚悟もいりますし、体に刃物を入れるわけですから、術後の痛みや苦痛に耐えなければなりません。楽しいとか気持ちがいいとか想像できますか?できませんよね。それが、「治療」です。リハビリテーション治療は「しんどい」「面倒くさい」「痛い」「怖い」等のネガティブな感情が利用者の中で交錯する非常にきつい治療法です。
 
※リハビリとリハビリテーション治療はそれぞれ別の意味ですのでご注意ください。「リハビリ」は「元の生活を取り戻す」という広義の意味で現在は使われることが多い。一方理学療法作業療法は、「リハビリ」を実現するための一手段であるということです。リハビリの中には「教育的リハ」「社会的リハ」「医学的リハ」と大きく分けて3つに分けられますが、リハビリテーション治療は「医学的リハ」に属するわけです。通所介護等で体操のお兄さんが行う運動は運動を行うということを習慣化するための教育的リハに属します。意味合いが違う。
 
では、その「医学的リハビリテーション」とはなんぞや?ちゅうことになります。
 
「根拠に基づいた治療」と言うことになっていますが、一般の方はなんじゃそりゃ?てなもんだと思います。
 
簡単に説明しましょう。
運動をしたら体にいいらしい。なんだか、塗り絵とか計算とかしたら認知症に聞くらしい。と言うのは、なんとなく一般の方でもイメージがつくと思います。通所介護でやっている機能訓練はまさにこの一般的イメージによる「いいらしい」ことをやっているということです。
 
一方「医学的リハビリテーション」において、「いいらしい」では、話になりません。こうすれば、失禁が治る!こうすれば、トイレ動作ができるようになる!こうすれば、銭湯にひとりで行けるようになる!!こうすれば口で食べられるようになる!!と医学的見地から答えを導きだしていかなければなりません。
 
日常生活動作の一つの検査法でバーセルインデックス(BI)というのがあります。100点満点だったら家の中での動作はだいたいできるよ~。ってやつです。点数が低ければ寝たきり状態に近づくわけですね。この検査法で、歩けない人が歩けるようになる。もしくは、お風呂に入れない人が入れるようになるというように、点数をザクザクあげられるのがリハビリテーション治療と言うことですね。「できる」ための治療プログラムが的確に作れるか、作れないか。または、「できるようになる」ことが、一項目でも増やすことができるか、できないかが、リハビリテーション治療と機能訓練の大きな違いなのです。
 
通所介護でも理学療法士作業療法士が企業を起こしてやっているところもあるので、一概には言えませんが、多くの場合そうであるということです。
 
いやいや、うちの通所介護は頑張って日常生活動作を改善してるぞ!!と言うところもあるとは思いますが、通所介護を利用されている利用者のうち利用開始から6ヵ月以内に大体の人が能力低下をきたしているというデーターが出ていますので、参照ください。
 
↓ ↓ ↓ ↓
通所介護を利用している要介護高齢者を対象 と し て ADL の 縦 断調査 を行 い ,セ ル フ ケ ア ※が 42. 9%,排 泄 コ ン ト ロ ール が 13, 1% ,移乗 ・移 動 で は 32, 0%の 対 象者 に お い て ,わ ず か 6 ヵ 月間 で 各 ADL 能力が 低下 した。
 
※日本看護科学学会の定義】
「セルフケアとは、対象が良い健康状態を維持するために、自ら実施する日常生活上及び健康管理上の行動をいう」
 
簡単に言うと、飯・風呂・トイレ等を自分でできるかってこと。
 
参考文献:鈴 川 芽久 美,島 田 裕 之 ,他 :要 介護 高齢者 の 運動 機 能 と ADL 低 下 との 関係 .理学療 法学 .2011 ;38〔 1) :10−16.
 
厚生労働省参考資料
↓↓↓↓
 障害高齢者の日常生活自立度の変化(サービス利用開始時と調査時点との比較)
○ 日常生活自立度は、通所リハでは「向上」が26.6%、通所介護は12.4%であった。
○ 傷病別にみると、通所リハの「脳卒中」では、「向上」が30.1%であった。(通所介護では14%)
 ○ 通所リハでは、利用期間が「3~6か月未満」の場合、「向上」が33.7%であった。(通所介護では6%)
 
向上率も通所リハと通所介護では違いますね。
 
ちなみにですが、うちのリハ部は向上が50%超えてますけどね(笑)
要介護度5だった人が、リハ開始から、6ヵ月経った今ではトラクター乗り回してますよ。最初は寝たきりだったのにね~。よく頑張りました。まぁ、そういうことです(笑)
 
        
  最後にどーしても言っておきたいのが、「リハ特化型デイ」というやつです。あれ、やや こしいですよね。通所介護全体の15%も占めている。あれね、通所介護なんですよ実は。
 
なので、理学療法士作業療法士の配置はないんですね~。ややこしいですね~。
 
「リハ特化型デイ」全体の約75%が理学療法士作業療法士の配置がない。つまり、ほとんどが、看護師さんがお世話のついでに兼務で機能訓練やっているんですね~。
 
そりゃ、治らないですよね~。
 
参考資料
平成29年9月6日 介護給付費分科会資料
理学療法士等が配置されていない事業所は、 リハビリテーション特化型を標榜していても、日常生活自立度の改善は低い。」
 
紛らわしいので、来年の改正では理学療法士作業療法士等の配置がないリハ特化型デイのリハビリの表示を禁止する動きが、今、出ているんですね~。そうして欲しいですね~。
 
違いが分かっていただけたでしょうか?ではでは、「デイ」のお話でした。
 
終わり。

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あれほど、ゴムしてって言ったのに!!注意一秒怪我一生。

あれほど言ったのに。しなかった、結果と言えば結果。しょうがないとも思うが、人間、楽したい方を選んでしまうのが性と言うもの。

 

皆さん、ゴムを舐めていませんか?ゴムは大事ですよ~。

 

カツカツと音が鳴れば、その合図。替え時です。注意一秒怪我一生。

 

杖先のゴムはちゃんと変えましょう。

 

劣化したゴムを使い続けていると転倒して、骨折しちゃう。

 

認知症の原因の第三位が骨折。

 

年取って、こけたら、こっちの世界に戻ってこれなくなりますよ。注意しましょう。

 

日ごろから、口酸っぱく言っているのに、「買いに行くのが面倒だ」「足がない」とかの理由でゴムを買わないと、取り返しのつかないことになっちゃいますよ。

 

このゴム。結構変えない人が多い。杖を買って何十年と使っているのに、一度も変えたことがない、なんてよくある話です。

 

道具は手入れが大切なんですね。

 

なので、うちの施設では、「この杖のゴムだめだな」と思ったら、日常生活平行動作練習として、買い物に行き自分で買っていただくようにしている。

 

転ばぬ先の「ゴム」ですよ。

 

そんなこんなで、家でこけちゃって入院した人が最近いたので報告までに。

 

何はともあれ、ゴムが大切だというお話です(笑)